NHK土曜劇場「母帰る〜AIの遺言」を見ました。
このドラマは、死んだ人の記憶をデータとして記録して、
それをスマホから声で伝えるというサービスがもし存在したら、
家族はどう受け入れていくのかという話です。
このシステムは結局、
イタコのやっていたことなんじゃないかという気がしました。
生きていた時の記憶って、本人そのものなのでしょうか?
そうだと思う人にとっては、救われるのかも知れません。
しかし私は違うと思うから、余計に悲しくなりそう。
とはいえ、消してくれとも言えないことでしょう。
もし生きていたら話したかったこと、あの人ならどう考えるだろうかとか、
本来なら仏壇に向かって自分の心の中での会話になっていたものが、
本人の声で実際に聞けるとなると、やっぱり離れられないかもしれない。
それが「依存」であるとしても。
問題提起してくれた良いドラマでした。
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