とある街のどこかの路地裏にひっそりと佇む一軒の店、夜魔猫亭。
いつ開くのか、何の店なのかも謎。
それでも気まぐれに明かりが灯る時、どこからともなくお客がやってくる。
ここは誰もが本当の自分の姿でいられる場所。

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。
 

放送はYouTube LIVEにて

紅葉にはちょっと早い弥山登山に行ってきました

日常劇場

久々に弥山に登ろうかと夫が言い出し、末の娘も暇だという事なので、
紅葉にはちょっと早いけれどその分人も少ないのを期待して
昼ぐらいに3人で宮島に渡りました。

紅葉はまだ色づき始めたばかりでも、さすがは観光地だけあって
厳島神社までの参道は人でいっぱい。

腹が減ってはなんとやらということで、宮島名物穴子飯を食べてから、
大聖院ルートを出発したのが2時を少し回ったところでした。
最近私は立ち仕事で体を動かす事が多いので体力付いてるんじゃないかと
期待していましたが、やはり登山は別ですね。
ちょっと登ったらハアハア、少し歩いては休憩と時間のかかること。
夫は待ってくれましたが、娘はどんどん先に行って結局別行動になりました。

山頂の展望台に着いたのが、16時15分。
本当なら16時で閉まるところ、「急いで急いで」と入れてもらいました。
その後、霊火堂でお湯を飲んだり写真を撮ったりしているうちに時刻は17時に。
確か、日の入りは17時半だったはず。
夫は「先に行くぞ」とさっさと一人で下りてしまっていたので、
私もあわてて下山の途につきました。
来た時とは別の紅葉谷コースを下り始めると、他にも残っていた人たちも
ワイワイと下りてきます。
それで安心していたら、しばらくして薄暗くなってくるとともに、
まったく人の声が聞こえなくなってしまいました。
多分、他の人たちはロープウェイ乗り場の方に行ったのでしょう。
「私もそうすればよかった~」と思ったものの、もう遅い。
今更戻っても最終のは出てしまっているかも知れず、
そうなるともう下りる手段がなくなってしまいますから、このまま行くしかありません。

紅葉谷コースは、階段が多い大聖院コースと違って、
坂と急な段差が交互に続き木の根や岩場で足元が悪く、下りとは厳しい道。
秋の陽はつるべ落とし。
見る見る間に薄暗くなり、木が茂っている辺りはトンネルみたいに真っ暗で足元が見えません。
道の続くに任せて真っ直ぐ行くと、コースから外れて獣道に突っ込みそうになる事も。

焦るな、焦るな、ここで怪我でもして動けなくなったら最悪だぞ!と思う側から、
段差で足首をグキッと捻ってしまいました。
イッターい!が、そんな事は言ってはいられません。
急がないと本当に真っ暗になってしまいます。

時々、後ろから人の声らしきもの(女性のおしゃべり)が聞こえるので、
やっぱり私のほかに歩いて下りている人たちがいる?と耳をすますと聞こえなくなります。
何度かそういうことがあり、不思議は不思議ですが、怖いとか思ってる余裕すらありません。
とにかく急げ、急げ!

ヨロヨロしながらも早足で降りていると、前方に人が見えてきました。
青い登山服を着た男性が下っていたのです。
ホーッ、良かったと少し安堵。
男性もこちらに気付いたみたいで、時々
立ち止まってこちらを気遣ってくれる気配がします。

これでちょっと気持ちに余裕ができたのか、。たちまち湧き上がるオカルト的妄想。
顔を見たら白骨とか…
追いかけて付いて行くと違う世界とか…
昔遭難した人が青い登山服だったとか…
そういうのも面白いなーなんて考えながら歩いたのですが、前の人、やけに足が遅いんですよね。
直ぐに追い付いて「先にどうぞ」と言われて追い抜いていきました。
その際「あと10分ぐらいです。ゆっくり行った方がいいですよ。滑るから」とアドバイスいただき、
良い人だなーと思いながらも、振り向いたら消えてたりして…という妄想は止まらないのは
怪談語りの性でしょうか。
まあ、振り返りはしませんでしたが。

そうして、とうとう空も暗くなった頃に紅葉谷到着。

夜のライトアップされた景色もいい感じ。
夫と娘と合流して、千と千尋の神隠しに出てくる船のようなフェリーで戻ってきました。

お土産は、今年から販売されている、弥山登頂記念の御札と三鬼堂のお香です。

今度はもっと早めに出て、奥の院まで行こうと思います。

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