とある街のどこかの路地裏にひっそりと佇む一軒の店、夜魔猫亭。
いつ開くのか、何の店なのかも謎。
それでも気まぐれに明かりが灯る時、どこからともなくお客がやってくる。
ここは誰もが本当の自分の姿でいられる場所。

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。
 

放送はYouTube LIVEにて

死なないごんぎつね

朗読あいうえお

今日はYouTube用に大好きな「ごんぎつね」の朗読をしました。
近々動画にしてアップするのですが、
ふと、他の朗読者の方達はどんな読み方をされているのか気になって、
いろんな方の朗読をちらちらと摘み聞きしていたら、「おや?」と思う事がありました。

ごんぎつねのラストは、
「兵十は火縄銃をばたりと、とり落しました。青い煙が、
 まだ筒口つつぐちから細く出ていました。」
なのですが、ある人が
「ごんの足からは真っ赤な血が流れていました。」と読んでいるのです。

原作を改変して子供にもわかりやすくするという絵本形式なので、
他にもちょくちょくと変えてあります。
演出や台詞などは良いと思うのですが、ラストを変えるのはどうなのでしょう。
伝わるものが違ってきてしまうのではないでしょうか。

以前、小学校の授業で「ごんぎつね」を題材に取り上げたところ、
何割かの子が、ごんは実は死んでないという意見を持ったという記事をどこかで読みました。

幼いので行間を読み取れないのか、あるいは「生きていて欲しい」という優しい気持ちなのかと
思っていましたが、もしかすると以前に触れた絵本の影響とかもあるのかも知れませんね。

「悲しいお話がトラウマになる」という大人の配慮からなのでしょうか。

でも、そんなふうに庇うように育てたら、痛みに強くはなれないような気がするのですが。

なんにせよ、ごんぎつねは原作がいろんな含みを持った悲しくも美しい話なので、
死なないごんで育った人も、いつか読んでほしいと思います。

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