私の母は、いつかお金を貯めて青森恐山に行って、
イタコに亡くなった自分の母親を降ろしてもらうのが夢でした。
生きているうちに聞きたかったことが聞けなかったので。
でも結局叶わず死んでしまいました。
今生きていれば恐山に連れて行くこともできるし、
青森に友人もいるのでイタコに頼むのも難しい事ではないのに。
と、たまに思い出してしまいます。
でも、もうあっちで会えているのかな。
私はというと、別に母を降ろしたいとか思わないんですよね。
聞きたいことも言いたいことも特にないので。
口寄せで、美味しいもの食べさせたり、旅行に連れて行ったり、
バカ話で笑いあったりといった親孝行はできないし。
だから、母が産んで育てた私がいつも幸せでいることが一番の供養かなと。
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