以前は「除霊」と言っていたものを
「浄霊」と言い換えて使う自称霊能力者が増えてきている気がします。
某映画の影響なのでしょうか。
確かに霊をただ取り除くより、
成仏させ浄化するイメージの方がレベル高そうな印象を受けます。
私がその「浄霊」という言葉を初めて聞いたのはちょっと古くて
80年代のオカルトと新興宗教ブームの頃でした。
いくつかの新興宗教団体の教祖が「浄霊」または「救霊」という言葉を使って人を集めて、
一度に多くの信者の霊障を取り除くという儀式をやりはじめたのです。
それまで除霊は基本1対1で時間をかけてやるものだったのが、それで効率アップしました。
信じる人は救われるので、それは良いのですが、
そこに本当に供養の気持ちはあるのかな?と変な違和感を感じたものです。
神道で言うところの「祓い浄め」、霊をではなく、本人の穢れ=氣枯れに対してです。
そこを踏まえたら、霊能力者に浄霊してもらおうとするのは何かズレてないでしょうか。
神に力を与えられているとする神道系を騙る霊能者や新興宗教は多いですが、
間違わないようにしたいですね。
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