とある街のどこかの路地裏にひっそりと佇む一軒の店、夜魔猫亭。
いつ開くのか、何の店なのかも謎。
それでも気まぐれに明かりが灯る時、どこからともなくお客がやってくる。
ここは誰もが本当の自分の姿でいられる場所。

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。
 

放送はYouTube LIVEにて

【投稿】かわいい声【奇妙な話】

怖い話が好き!
そういえばこの前、へんなことがあったんですよ…
遠くに住んでる友人が遊びに来て、その日は夜なっちゃたんですが、
帰り際にそいつが一言「ばいば~い♪」って言ったんですね。
「おう、またな」と返事したんですけど、
そのすぐ後に、玄関を出た友人の背中から小さな女の子の声で、
「ばいばい??♪」
って聞こえたんですよ!
は?今の何だ?と思う間もなくドアが閉まったんで、
空耳か?
それにしてはハッキリとした声だったよな…
なんて思いつつも、その事はそれっきり忘れてたんです。
んで、一か月ぐらいして、そいつが電話くれて、
また何やかやで盛り上がって長話しになったんだけど、
そいつの後ろで人の気配がするんですよ。
気配っていうか、声?
キャッキャと笑ってたり、「ねえねえ」って話しかけたりしてる女の子の声。
あれぇ? こいつ、狭い下宿で一人暮らしじゃなかったっけ?
とかって首を傾げてたら、
「そういやさ、お前んとこの妹ちゃん、元気?」って、そいつが言うんです。
「いや、妹なんかいないぞ?」って言ったら、
「またまた~、この前遊びに行った時、隣の部屋ではしゃいで笑ってたじゃないか。
 カワイイ幼女の声がしたぞぉ~?」
そんなわけないんだよ。
俺、一人っ子。父ちゃんと母ちゃんと俺の三人暮らし。
てことを話してたら、やっぱり奴の後ろから女の子の笑う声。
お前の方こそ、誰なんだよ、その幼女!
って聞こうと思ったら、
「おっ、もうこんな時間か。ごめんな長話して。こっち一人だから気楽でさぁ。
 じゃーまた連絡するよ」
と切り上げられてしまった。
でも、俺、聞いたんだ。
電話切る直前、またしても「ばいば~い♪」って言う奴の声に重なるように、
受話器のすぐそばから「ばいばい…」って言うもう一つの声を。
その瞬間、鳥肌が立って悲しくもないのに泣けてきましたよ。
怖いとかじゃなくて、その声、とてつもなくかわいかったんだよなぁ。
なんか…悔しい…

(リスナーさんからのご投稿より)

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