とある街のどこかの路地裏にひっそりと佇む一軒の店、夜魔猫亭。
いつ開くのか、何の店なのかも謎。
それでも気まぐれに明かりが灯る時、どこからともなくお客がやってくる。
ここは誰もが本当の自分の姿でいられる場所。

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。
 

放送はYouTube LIVEにて

【投稿】М君のこと【奇妙な話】

怖い話が好き!
私の小学生の頃の話です。
父は小さいながら鉄工所を経営していましたが、
工場の周囲は民家に囲まれており、残業をすると騒音問題になるため帰宅は早く、
夕食時は一家揃って、その日あったことを話すのが常でした。
そんなある日の団欒の中で、私がクラスメートのМ君が盲腸で入院した話をすると、
М君のかかっている病院で看護師をしていた母が、2週間ほどの入院になると言いました。
そしてその通り、2週間後にМ君は退院しました。
それから数日後の夕食時、
今度は2歳下の弟が同級生のМさんが盲腸で入院したという話をしました。
このМさんという子は、私の同級生のМ君の妹だそうです。
「兄妹そろって盲腸になるとは珍しいこともあるものだ」ということでその場は終り、
それからやはり2週間後にМさんは退院。
するとまた数日後、弟がМさんのお母さんが入院したと言うのです。
理由を聞くと、また盲腸。
2週間後にМ君のお母さんが退院すると、数日経ってМ君のお父さんまで盲腸で入院です。
こんなに続くって普通じゃない。
夕食時に、家族でそのことが話題になりました。
「次々と盲腸になるなんてまるで伝染病みたい」と私が言うと、
父は、
「いやいや、体質が似ている家族で、同じ食事をしているわけだから、
 食事が原因で、体力の無い者から盲腸になっているんだろう」と言います。
一見説得力がありそうですが、親と子、兄妹なら体質が似てるとしても、
お父さんとお母さんは元々は他人、そんなわけはありません。
すると弟が一言。
「呪いか、祟り・・・だったりして・・・」
静まり返る食卓。
誰も何も言いませんが、そうかもしれない、と皆が思ったのでした。
いったい、М君の家族は何をしたのでしょうか?
(鵺さんからのご投稿より) 

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